ラフランスだけど山形の特産品

みんな知ってるけど

見たことはある。だけど食べたことはあまりない。これがラフランスではないか。西洋なしと一括りにされるラフランスは日本では希少でも果実の女王と呼ばれるのである。お持たせやお歳暮などに目にするラフランスは梨ではあるけれど、ただの梨ではない。

明治時代に日本に入ってきたラフランスは山形県の一部で栽培され、今に至る文字通りフランス原産のこれはリンゴや桃の食感に近いながらその芳香は著しく素晴らしく、また濃厚な甘みはファンを魅了してやまない。

フランス原産でもヨーロッパでは気候が合わずにほとんど生産されていない。収穫後は固く甘みもなく美味とは言えないが、常温で10日〜二週間の間に追熟されると生食に適した果実に生まれ変わる。その原理は果実に含まれるでんぷんが分解されショ糖、果糖、ブドウ糖への変異から齎され甘みが増すのである。さらにはペクチンのゲル化によって舌触りの滑らかさを増す。そのころには芳香も強くなり柔らかさを感じた時が食べごろとされている。

高貴な芳香

山形は果実の国。サクランボなどは佐藤錦で有名です。そのかたわらラフランスも山形を代表する特産品なのです。もともと明治時代に入ってきたラフランスは山形県で栽培されました。

見た目が不格好なのと他の土地では気候が合わないせいもあって全国展開はしませんでしたがこと山形県に至っては優良なラフランスが栽培され続けているのです。いまでは原産国フランスでも気候が合わずほとんど生産されていないために、貴重な産地であることは間違いありません。

ラフランスの特徴はまずその素晴らしい香りではないでしょうか。収穫時にはさしてない香りが追熟するとたちまち見事な香りを放つのですから、果実の女王と呼ばれるのも分かります。香りだけではありません。そのとろけるような食感とまったりとした甘みはほかの果実にない独特のもので、ひとたび口にすればもうラフランスの虜になることはまちがいありません。そんな最高のラフランスを、食べごろをセレクトして味の農園は全国に届けているのです。